分娩の時に赤ちゃんは、産道を通りやすくする為に何度か向きを変え、回転しながら骨盤内に進んでいきます。
骨盤は硬い骨なので、赤ちゃんはその形状に合わせて出てこなければなりません。
この為、横長と縦長の形状をあわせるために図のように回旋するのです
回旋自体は正常の動きで問題ありませんが、回旋時に顎を引いていなかったり、骨盤と赤ちゃんの頭の大きさが合わなかったりすることで、『異常回旋』となることがあります。
早期の場合は四つん這いで骨盤高位の姿勢になり、骨盤内からいちど児頭を持ち上げ、正しい姿勢で骨盤内に入るように促したりすることがあるようです。
ただし回旋異常は全ての妊婦さんに起きる可能性があり、予防することはできないとされています。
出産時胎児の状態に応じて、鉗子分娩、吸引分娩に切り替えるか、経膣分娩が無理な場合は帝王切開での出産となります。
長時間のお産は骨盤だけでなく、身体にかなりの負担がかかります。
産後の骨盤ケアをしっかりして、育児中の体の悩みを減らしていきましょう。
※当院では換気はもちろん、スリッパ、干渉波スポンジ、ベッド、マクラの１回使用毎の消毒を行い、気持ちの良い環境づくりを心掛けております。
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